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【いつ買えばいいか悩んでいる方へ】家を買うタイミングを分かりやすく解説

2022年1月22日edoken

家作り

家の購入は人生で一番大きな買い物だと思います。そんな大きな買い物なだけに、ある程度貯蓄が溜まっても「購入するタイミングは今でいいのか」と考えている方や、賃貸に住んでいて「このまま家賃を払い続けるのは勿体ないと思うけど、今の年収で買えるのかわからない」等悩んでいる方は多いと思います。

なので、この記事では年齢、収入、ライフイベントから見た家を買うタイミングについて書いていこうと思います。

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▼この記事を読んでわかること!
・年齢別の購入タイミング
・収入別の購入タイミング
・ライフイベント別の購入タイミング
・無理なく返済できる借入額の目安
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目次
❶年齢から考える購入タイミング
❷収入から考える購入タイミング
❸ライフイベントに合わせた購入

❶年齢から考える家を買うタイミング


家を買う年齢は3、40代が多く、平均購入年齢は約40台前後です。ただ住宅ローンを35年で返すことを考えると、65歳までに返済し終わるには、30歳にはローンを組んでいないといけません。

でもそれってけっこう難しいですよね。なので30代後半から40代で組む場合は、「返済年数を短くする」、「繰上返済をする」、「頭金を多めに用意しておく」等をして65歳までには返済し終わる様にすると、老後の負担が減ります。

また退職金で一括返済を考えている方は注意が必要です。大体の企業は60歳を超えた頃に、給料がガクッと下がります。それに年金が出るのは65歳からですし、60歳に退職しようと考えている場合は、年金が出るまでの5年間をどうするかも考えなければいけません。老後の資金も残しておかないといけないので、退職金で返済する場合は慎重に考えましょう。

❷収入から考える家を買うタイミング


収入から購入タイミングを考えるには2つのステップがあります。

①自分が購入したいエリアの相場を調べる

収入の面から家を購入するタイミングを考えるには、まず「自分が購入したいエリアの相場」を調べましょう。購入したいエリアが決まっていない場合はそこから決める必要があります。

②自分の年収で無理なく返済できる借入額を計算する

購入したいエリアの相場を調べたら、次は自分の年収で無理なく返済できる借入額を計算します。だいたい年収の5~7倍の金額が目安と言われています。

返済負担率からも、目安の借入額を計算することが出来ます。返済負担率とは税込年収に対して、住宅ローンの年間返済額の割合のことを言います。年収で考えるより、こっちでの計算の方がオススメです。返済負担率は20~25%が無理なく返済できる範囲と言われていて、その負担率から借入額を計算するには「年収×返済負担率×返済期間=借入額の目安」に当てはめて計算します。

例 年収500万円で、返済負担率20%の場合
500万×20%×35年間=3500万円(年間返済額は約100万円、月々の返済額は約8万3千円)になります。年間返済額は「借入額の目安÷35年」、月々の返済額は「年間返済額÷12」で計算します。


この計算で出た目安額と、購入したいエリアの相場が分かれば、今の年収で家を購入できるのかどうかが分かります。もし借入目安額が相場に届かない場合は、「その差額分が自己資金で溜まるまで待つ」か、「返済負担率を少し上げて借入額を多くするか」です。返済負担率は25%まで上げるのは良いと思いますが、それ以上上げるのは慎重に考えましょう。

返済負担率を上げると月々の返済額が上がるので、「ローンの返済で生活がカツカツになる」恐れがあります。そうなってしまうと旅行や趣味に掛けるお金がなかったり、子どもが進学する際に生活が苦しくなってしまうことが考えられます。ローンの借入額は今後の人生に大きく影響を与えるので、よく考える様にしましょう。

❸ライフイベントに合わせた家を買うタイミング


一番家を購入するタイミングとして多いのが、ライフイベントに合わせた購入です。主に挙げられるのは結婚、子供の出産、子どもの進学、子どもの独立の4つです。

結婚

結婚を機にマイホーム購入の検討をする方は多いです。将来の家族計画を夫婦で考えられるのでタイミングとしてもおススメです。ただ子どもがいない段階で購入する場合は、家の間取りに注意する必要があります。

将来子供が増えて手狭に感じることも考えられますし、個室の数をいくつ用意するのか等考えなければいけません。将来的に子どもを考えている方は、子どもが生まれた時の生活をしっかりイメージして間取りを決めましょう。

子どもの出産

子どもが生まれたタイミングも、おススメの購入タイミングです。この場合は子供との生活イメージがしやすいのが大きなメリットです。子どもが小さい内は家を汚されることも考えられますし、優先順位が出産前とは変わってきます。

なので、出産前に比べると出産後の方が満足のいく家作りをしやすいです。子どもが欲しいと考えているご夫婦は、「出産前に家を買うか、出産後に家を買うか」をまず話し合いましょう。

子供の進学

子どもが進学するタイミングであれば転校する必要はありません。家族構成もほぼ決まる時期なので、必要な個室の数や間取りも想像しやすいです。購入したい家の広さや立地が決待っている方や、通わせたい学校が決まっている方はこのタイミングでの購入がオススメです。

子供が独立

子どもの大学進学や就職、結婚などの家を出るタイミングも、購入のタイミングと言えます。子供が独立して家の中にいる人数が減ると、それまで使っていた部屋が必要なくなり、管理できなくなる場合があります。


夫婦だけで暮らすならそこまでの広さは必要なく、コンパクトな家で十分です。なのでそのタイミングで、コンパクトな家に住み替えたり、建替えたりと考える人は多いです。

ただ住み替えをするためには、売りやすさを考えて土地や家を買うことも重要です。年齢があがってもローンを組むことは可能ですが、返済期限は短いです。老後の資金のことも考えると、なるべくローンを組まなくても済むようにしたい所です。その為には価値が落ちにくい立地や、売れやすい建物を建てることが大事になっています。

まとめ

❶購入年齢は3,40代が多い。ローン返済を35年と考えるとなるべく早く組むことがオススメ。
❷「年収×返済負担率×返済期間」で借入額の目安が分かる。
❸結婚、子供の出産、子どもの進学、子どもの独立などの、タイミングに合わせて購入する人が多い。

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